家計

「急に使えなくなった」クレジットカードの“敏感すぎる”不正検知システムに戸惑う人々

いつも利用している通販サイトなのに…

 SNSでは、カード所有者本人が利用しているにも関わらず、カード会社の自動不正検知システムが発動して、ロックがかかってしまったという報告も少なくない。東京都に住む自営業・Bさん(30代女性)は、Aさんとは逆に、高額の支払いにロックがかかってしまったという。

「よく利用している通販サイトで、3万円ほどの買い物をしようとした時、いきなり『このカードは利用できません』というアラートが出たんです。その数時間前に同じサイトで5000円ぐらいの買い物をした時は、何の問題もなかったので、おかしいなあと思いつつ、カード会社に電話で問い合わせたら、不正検知システムが働いてロックされたとのこと。カード情報が漏れたといったトラブルではなかったそうです」(Bさん)

 Bさんは、月に数回その通販サイトを利用するなかで数万円の買い物をすることもあり、ロックがかかった時も“疑わしい利用”というわけではない。

「カスタマーセンターに聞いた話によると、不正検知は自動なので、どういう利用がひっかかりやすいかは、一概に言えないとのこと。試しに『特定のサイトでの利用ではロックしないように設定できますか?』と聞いてみたんですが、そういうのは無理だそうです。買い物をする前に電話で連絡して、予めロックがかからないようにしてもらうことは可能だそうですが、それを毎回やるのは億劫すぎます。不正検知が敏感すぎる気もしますが、安全に利用するには仕方ないのでしょうか……」(Bさん)

 クレジットカードが生活に欠かせない存在になっているからこそ、不正利用を防ぐシステムも必要なのかもしれないが、どういうケースでロックがかかるかわからないだけに、不安を抱えている利用者も少なくないようだ。(了)

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