吉田みく「誰にだって言い分があります」

孫の「今年はちょうだいね!」に唖然 今度こそ確実にお年玉を届けたい60代主婦の葛藤

毎年、現金書留で送っていたのに…(イメージ)

毎年、現金書留で送っていたのに…(イメージ)

 大掃除に餅つき、正月飾りやおせち料理の準備……。とかく慌ただしい年末年始だが、そのなかの一つに「お年玉の準備」がある。従来であれば、ポチ袋を購入し新札を銀行で交換するなど意外と手間がかかったが、最近は現金の代わりにキャッシュレス決済で使う電子マネーや、ECサイトなどで使えるポイントをオンラインで送ることもあるようだ。とはいえ、このところの値上げラッシュでどこの家庭も懐事情は苦しい。そんな昨今のお年玉事情について、フリーライターの吉田みく氏がレポートする。

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 年末年始といえばお年玉のことを考える人も多いのではないだろうか。祝儀袋や封筒などの紙製品を手がけるマルアイが20代以上の男女609名を対象に行った「2023年お年玉に関する実態調査」では、50.7%が「お年玉をあげる予定」と回答。そのうち、「自分の子供、孫(ひ孫)、親族の子供」にあげる予定の人はそれぞれ約5割いた(複数回答)。今年は「会って手渡す」予定の人が圧倒的に多い(85.1%)ようだ。

 埼玉県在住の自営業・マスミさん(仮名、65歳)もそんな一人。ところが、2人の孫にあげる予定のお年玉をきっかけに、母親である現在40歳の娘との思わぬ行き違いが発覚したという。

「孫のために渡していたお年玉が、まさかこんな形で使われていたとは思いませんでした。最初はモヤモヤしましたが、徐々に3人ともが可哀想になってしまいました……」(マスミさん、以下同)

 マスミさんには離れて暮らす現在13歳と11歳の2人の孫がいる。この2年間はコロナ対策として年末年始に会うことを控え、正月には孫たちへのお年玉としてそれぞれ1万円を現金書留で送っていた。今年は行動制限もないので、直接会ってお年玉を渡そうと思っていた矢先、冬休みを前に遊びに来た孫たちから驚くようなことを言われたという。

「笑顔で『おばあちゃん、今年はお年玉ちょうだいね!』と言われたんです。娘からは今年も去年も『お年玉ありがとう! 子供たちに渡します』と連絡が入っているので、届いていないわけはありません。これはもしかすると……と思い、娘に確認することにしました」

 マスミさんの娘は、「子供たちにあげちゃうと、すぐ無駄遣いしちゃうじゃない? 私が預かってるだけ」とあっけらかんと回答。しかし、モヤモヤが残ったという。

「子供たちにとって1万円は大金ですし、私としても有意義につかってほしいとは思っています。ですが年に一度のことですし、使い道は孫の好きなようにさせてあげたいです。このことを娘に伝えると、『実はさ……』と言い出しました」

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