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年金増額ねらいの「繰り下げ受給」は“寿命を賭けたギャンブル” 検討は慎重に

 現在厚生労働省は、国民年金保険料の納付期間を20~60才から、20~65才に延長する方向で検討を進めている。将来的な「65才定年」に合わせて、受給開始年齢も現在の65才から67才または68才に後ろ倒しされる見込みだ。最悪の場合、70才から受給開始になるかもしれない。

「政府は国民にできるだけ長く働いて、できるだけ多く年金保険料を納めてほしいのです。いま、国はつみたてNISAをすすめていますが、働いているならそれだけではなくiDeCoも始めてほしい。2022年5月からは65才まで新規加入ができるようになり、受け取り開始は65~75才。加入期間が10年以上あれば、60才から受け取れます。節税効果が大きいので、65才未満なら、加入して損することは少ない」

 夫婦ふたりの国民年金、厚生年金、iDeCoをうまく組み合わせれば、公的年金の不足を補う強い味方になってくれるはずだ。

※女性セブン2023年1月19・26日号

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