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住まい・不動産

「憧れの東京」に来てどう思った? 昭和、平成、令和の女性たちが明かす「私の上京」エピソード

実際に「上京」してみてイメージとの違いはあったのか?(東京・渋谷。Getty Images)

実際に「上京」してみてイメージとの違いはあったのか?(東京・渋谷。Getty Images)

 コロナ禍でリモート生活が普及し、かつてと比べて“東京の優位性”はなくなってきているように見える。その一方で、やはり東京への憧れを持つ地方在住者は多く、今でもエンタメ作品において “上京”は重要なテーマとして描かれている。

 広瀬すずがヒロインを演じる『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)や、宇多田ヒカルの楽曲『First Love』にインスパイアされて作られたNetflixオリジナルドラマ『First Love 初恋』など、印象的な「上京シーン」が描かれるドラマも話題だ。

 かつて朝ドラ『ひよっこ』(NHK)で、有村架純が演じるヒロイン・みね子が高度経済成長期の上の駅に降り立つシーンも印象に残った。女性にとって“上京”はどんな出来事なのだろうか。20代、40代、70代の3人の女性たちが、自身の上京エピソードを語ってくれた。

“金の卵”同士で結婚

 青森県出身の70代女性・Aさんは、「上京していなければ夫と出会っていなかった」と感慨深げに振り返る。

「青森から集団就職で上京。いまでは考えられないほど東京との距離が遠く、電車に20時間近く揺られていた記憶があります。忘れられないのは上野駅に着いてすぐ、お寿司をふるまわれたこと。肝心の味は覚えていないけれど、海の近くじゃないのに食べ物も豊富で何でも手に入るんだと思った。寮の仲間とこわごわ銀座に行ってみたのはいい思い出です。

 当時は同年代の『金の卵』がたくさんいて夫もそのひとり。上京しなかったらこの人と出会っていなかったと思うと感慨深いです」(Aさん)

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