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日本電産で大量退職 元社員が辟易とした“永守イズム”と「物品購入に5回値切り」等の社内ルール

 なお一連の大量退社について編集部から日本電産に質問したところ、

「当社が公表していない人事上の秘密情報に該当する事項を含みますので、回答を差し控えさせていただきます」(代理人弁護士)

 とのことだった。昨年8月に亡くなった稲盛和夫氏は、日本電産と同じく京都を代表するメーカーの京セラを一代で築いた名経営者だ。

 その稲盛氏は、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」を経営理念として掲げた。いま一度、すべての経営者に噛み締めてもらいたい言葉である。

(了。前編から読む

取材・文/大清水友明(ジャーナリスト)

※週刊ポスト2023年3月10・17日号

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