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「これはワースト」と評された最悪のブラック企業の慣例とは

終身雇用が約束されない今、会社にそこまで忠義を尽くす意味はあるのか

終身雇用が約束されない今、会社にそこまで忠義を尽くす意味はあるのか

「ブラック企業」「ブラック労働」「ブラックバイト」など、厳しい労働環境を巡るニュースが毎日のように飛び交うなか、あるブロガーが、「『これはワーストだ』と思った」というブラック企業を紹介 。ネットで話題となっている。

 そのブログは、「斗比主閲子の姑日記」。著者は、大学卒業後に一部上場の家電メーカーに就職し、数回の転職を経て、現在は某企業のIR部門に所属するという人物。これまで「仕事をしていて、自社がいかにブラックな環境であるかを喧伝するする人々に出会って」きたそうだが、その中で「これはワーストだ」と思ったのは、「既婚で家を買うと、必ず転勤の伴う地方の工場勤務の辞令が出るという会社」だったそうだ。

 そのブログエントリー「このへんな労働慣行(既婚で住宅ローンを背負った社員を地方の工場に転勤させる)は、まだ日本にあるのです。たぶん」によれば、会社側の言い分は、

〈結婚をしたということは家族のために働くということですよね? 家を買ったということは住宅ローンを背負っているということ。そんな社員なら、ローンを返すために地方の工場勤務も断れないでしょ。製造業にとって工場は事業のコアです。転勤をさせることで会社への忠誠心を確認しているんですよ(笑)〉

 とのこと。その会社で“それなりのポジション”の人は、“全員”その体験を経ていたそうだ。

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