*10:00JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は強含み、海外株の上昇が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 137164.61 +0.45%
24日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は前日比614.11ポイント高(+0.45%)の137164.61で引けた。日中の取引レンジは136,253.69-138,156.24となった。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。海外市場の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、米長期金利の低下も外資の流出懸念を緩和させた。ほかに、中東情勢の落ち着きなどが支援材料。一方、原油価格の大幅安などが資源セクターの売り手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 2744.95 -0.53%
24日のロシア株式市場は弱含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比14.72ポイント安(-0.53%)の2744.95となった。日中の取引レンジは2,715.79-2,747.90となった。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。原油価格の大幅安が資源セクターの圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。海外市場の上昇が指数をサポートした。また、中東情勢の落ち着きや米長期金利の低下も好感された。
【インド】SENSEX指数 82055.11 +0.19%
24日のインドSENSEX指数は強含み。前日比158.32ポイント高(+0.19%)の82055.11、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同72.45ポイント高(+0.29%)の25044.35で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。海外株の上昇が好感され、インド株にも買いが広がった。また、経済指標の改善も指数をサポート。6月のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI、速報)は58.4となり、前月の57.6を上回った。また、サービス業PMIも前月から改善した。
【中国】上海総合指数 3420.57 +1.15%
24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比38.98ポイント高(+1.15%)の3420.57ポイントと続伸した。3月19日以来、約3カ月ぶりの高値水準を回復している。
前日の好地合いを継ぐ流れ。米中の金融緩和期待が引き続き支えとなっている。米金融政策動向に関しては、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事に続き、ボウマン副議長も7月の米利下げを支持する可能性を示唆した。中国では「景気下支えに向け、当局は下半期に金利や預金準備率を引き下げる可能性がある」との見方が広がっている。米国が利下げに動けば、中国も金融緩和しやすくなるとの声も聞かれた。また、中東情勢の安定化期待が高まったこともプラス。トランプ米大統領は日本時間24日午前7時過ぎ、「イランとイスラエルが暫定停戦で合意した」とSNSに投稿した。その後、イスラエル政府はトランプ大統領が提案した停戦案に合意したと発表している。
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