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ライフ

【法律相談】「不審者扱いはひどい!」旅費節約のために公園の駐車場で車中泊しようとしたら警察から尋問を受け移動命令… 公園の利用規約に違反していなくてもダメなのか?弁護士が解説

車中泊だと安く済むのだけれど…(写真:イメージマート)

車中泊だと安く済むのだけれど…(写真:イメージマート)

 大きな公園には駐車場を設けているケースがあるが、夜間に駐車できる公園なら車中泊しても問題ないのだろうか。実際の法律相談に回答する形で弁護士の竹下正己氏が解説する。

【質問】
 車で観光地に遊びに行ったときのこと。連休で旅館もホテルも宿泊費が高く、どうせ一人旅だからと住宅街にある公園の駐車場で車中泊をしていると、夜中に警察官から尋問を受け、車の移動を命じられました。不審者扱いはひどいですし、宿泊費を爆上がりさせている旅館などのほうが法に抵触しませんか。

【回答】
 公園の駐車場には、利用可能時間や禁止行為などが掲示されているのが普通です。利用する以上は、これに従わなければなりません。

 駐車場の利用時間が制限され、夜間駐車ができなければ車中泊はできず、24時間利用可能な公園の駐車場において、特に車中泊などを禁じていない場合には、車中での宿泊も可能だと思います。

 もっとも管理する自治体の公園条例には、各種禁止行為が定められています。例えば植物採集や魚介類の捕獲の禁止、さらに物品販売等の営業行為などです。この他、公園の管理に支障がある行為も禁じられていますし、公園の駐車場で近所迷惑な行為やマナー違反を行ない、公園管理者に苦情が寄せられる原因となる行為も当然、中止が求められます。また、地域住民が公園内の不審者に対する防犯要請をしたことで、警察が「不審者を公園に入れさせない」と警告文を掲示した例もあります。

次のページ:警察官が質問を行なうのもやむを得ない

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