*07:32JST NYの視点:【今週の注目イベント】米雇用統計、ISM、ECB会合、パウエルFRB議長講演、トランプ減税案
今週は、各国の製造業購買担当者指数(PMI)で世界経済動向を探る。また、米国では加えて米雇用統計やISM製造業、非製造業景況指数に注目が集まる。6月雇用統計では失業率の上昇、非農業部門雇用者数の伸び鈍化で労働市場の減速を示すと予想されている。
今週発表されるその他の経済指標では、6月のユーロ圏のインフレ率はやや低下が見込まれている。中国では、PMIに加え消費者物価指数(CPI)に注目。日本では、CPIに加え、日銀短観が注目材料。
米トランプ減税案の行方にも注目される。また、米トランプ政権の上乗せ関税の一時停止措置が7月9日に終了することを控え、通商交渉が追い込みに入る。米欧の交渉では期限までに合意にいたる可能性が期待されている。
■今週の主な注目イベント
●米国
30日:シカゴPMI、ボスティック米アトランタ連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
7月1日:製造業PMI、ISM製造業景況指数、建設支出、JOLT求人件数、パウエルFRB議長がECB主催会合で講演
2日:ADP雇用統計
3日:貿易収支、雇用統計、サービス業PMI、製造業受注、ISM非製造業景況指数、耐久財受注
4日:独立記念日で休場、トランプ大統領の減税案期限
●欧州
7月1日:ユーロ圏製造業PMI、CPI、ラガルドECB総裁が会合で講演
2日:ユーロ圏失業率
3日:ユーロ圏サービスPMI、ECB6月理事会の議事要旨公表
4日:ユーロ圏PPI
●英
30日:GDP
7月1日:製造業PMI、英中銀のベイリー総裁がECB会合で講演
●日本
30日:鉱工業生産
7月1日:製造業PMI、植田日銀総裁がECB会合で講演
3日:サービスPMI
4日:世帯支出
●中国
30日:製造業、非製造業PMI
7月1日:財新製造業PMI、CPI
3日:財新サービスPMI
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