*15:07JST 米国株見通し:伸び悩みか、貿易政策に不透明感
(14時30分現在)
S&P500先物 6,297.00(-27.25)
ナスダック100先物 22,943.25(-119.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は123ドル安。米長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
3日の主要3指数は堅調。ナスダックとS&Pはいずれも続伸で過去最高値を更新、反発のダウは344ドル高の44828ドルで引けた。この日発表された雇用統計は失業率が低下、非農業部門雇用者数は増加、平均時給は鈍化し、スタグフレーション懸念はいったん後退。前日のADP統計が想定外に低調だったため、ポジティブ・サプライズとなった。また、トランプ政権による減税も好材料となり、景気敏感を中心に終盤まで買いを維持した。
本日は伸び悩みか。3連休明け今晩は重要イベントが予定されておらず、前週末の強い雇用統計を消化する展開。また、トランプ政権の減税も引き続き相場を支える見通し。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)による7月利下げ観測はやや遠のき、強い買いを抑制。ナスダックやS&Pの最高値更新が続き、利益確定や持ち高調整の売りが一段の上昇を阻止しそうだ。トランプ大統領はBRICSへの課税について言及し、不透明感による売りも出やすい。
<TY>