今週のドル円はどう動く?
投資情報会社・フィスコが4月6日~4月10日のドル円相場の見通しを解説する。
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来週のドル円はもみ合いか。中東紛争の激化が懸念されるなか、有事のドル買いやインフレにらみのドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。トランプ米大統領は今後数週間、イランに対する激しい攻撃を示唆したのに対し、イラン側も徹底抗戦の構えを見せている。一方で、両国は第3国を仲介とした和平協定を模索する動きもあり、紛争収束への期待も根強い。引き続き中東情勢の行方を見極める展開で、今後混迷を深めるとの見方が広がれば有事のドル買いが強まるだろう。また、原油相場は急騰一服後に再び水準を切り上げており、インフレを意識したドル買いも続く。
米国の経済指標では4月9日に2月コアPCE価格指数、10日には3月消費者物価指数(CPI)とインフレ指標の発表が予定され、今月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え材料視されやすい。
一方、今月開催の日本銀行金融政策決定会合では追加利上げについて議論されるとみられているものの、日本のインフレ指標は伸びが鈍化し、金融引き締めを鮮明に打ち出すことは期待できない。ただ、ドル・円は160円以上の水準での日本の為替介入が引き続き警戒され、米長期金利が伸び悩んだ場合、米ドル高円安が加速する可能性は低いとみられる。
【米・2月コアPCE価格指数】(4月9日発表予定)
9日発表の米2月コアPCE価格指数は現時点で前年比+2.9%と、1月実績の+3.1%を下回る見通し。市場予想と一致した場合、早期利上げ観測は後退し、ドル売り要因となろう。
【米・3月コアCPI】(4月10日発表予定)
10日発表の米3月コアCPIは前年比+2.7%と加速が予想され、ドル買い要因になりやすい。
