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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】リソー教育グループ Research Memo(5):全事業で増収、学校内個別指導は過去最高更新

*10:15JST リソー教育グループ Research Memo(5):全事業で増収、学校内個別指導は過去最高更新
■リソー教育<4714>の業績動向

2. セグメント別動向
(1) 学習塾事業
学習塾事業の売上高は前期比1.0%増の17,855百万円と過去最高を連続更新し、セグメント利益も同17.9%増の1,372百万円と2期連続の増益となった。2025年3月より約3%の価格改定をしたが、春の卒業・入学シーズンにおいて退会者数が想定以上に増加し、その後の回復に時間を要したことが売上の伸び悩みにつながった。期中平均の生徒数は前期比0.2%減となったものの、下期は退会抑制に取り組んだことで若干の増加に転じている。小・中・高校生と傾向に大きな変化はなかったものの、高校生の比率が若干上昇した。利益面では、人件費等の固定費増があったものの価格改定効果や経費の抑制に取り組んだことに加えて、売上構成比の低下による経営管理料の減少が増益要因となった。

校舎展開については、4校(東京2校、神奈川2校)を新規に開校し、5校(東京4校、千葉1校)をリニューアルしたことにより(前期は新規開校2校、リニューアル5校)、期末の校舎数は前期末比4校増の104校となった。このうち、2025年4月に開業した「こどもでぱーと 中野」に拡大移転した中野校については、生徒数が前期比2ケタ増となるなど好調に推移した。そのほか、「メディックTOMAS」「インターTOMAS」「Spec. TOMAS」の校舎数は前期並みで推移した。

(2) 家庭教師派遣教育事業
家庭教師派遣教育事業の売上高は前期比4.6%増の5,160百万円、セグメント利益は同11.8%増の397百万円となった。期中平均生徒数は同2.0%減となったものの、サービス内容の改善や2025年3月からの価格改定効果により売上高は4期ぶりに増収となり、過去最高を更新した。利益面では、増収効果に加えて不採算校の統廃合を実施するなどコスト削減に取り組んだことが増益要因となった。

校舎展開については、2025年5月に「メディック名門会 京都校」を新規開校し、「名門会」を2校、「TOMEIKAI」を1校リニューアルした(「名門会」「TOMEIKAI」各1校は「メディック名門会 京都校」に統合)。期末における校舎数は、「名門会」で前期末比1校減の35校、「TOMEIKAI」で同1校減の7校、「メディック名門会」で同1校増の3校となった。不採算拠点の整理がほぼ一巡したことにより、「名門会」については、2026年3月に一宮(愛知県)で新規開校するなど、マネジメント効果の高い北九州及び東海エリアにて校舎数を増やす意向だ。

(3) 幼児教育事業
幼児教育事業の売上高は前期比0.7%増の5,746百万円、セグメント利益は同67.4%減の148百万円となった。売上高は「伸芽会」の低迷を「伸芽’Sクラブ」の学童・託児の増加がカバーし、4期ぶりの増収に転じた。一方、利益面では利益率の高い「伸芽会」の生徒数減少に加え、2025年4月に「こどもでぱーと」を2拠点開業したことに伴う人件費や賃借料、減価償却費などの固定費増が減益要因となった。

校舎展開としては、「こどもでぱーと たまプラーザ」にて、「伸芽会」「伸芽’Sクラブ託児」「伸芽’Sクラブ学童」を開校したほか、「こどもでぱーと 中野」で「伸芽’Sクラブ学童」を開校した。また、2025年3月に「伸芽会」「伸芽’Sクラブ託児」を各1校閉校したほか、同年6月に「伸芽’Sクラブ学童」を1校リニューアルした。この結果、期末における校舎数は「伸芽会」が前期末比横ばいの22教室、「伸芽’Sクラブ学童」が同2校増の24校(コナミスポーツ伸芽’Sアカデミー3校含む)、「伸芽’Sクラブ託児」が同1校増の9校となった。

「こどもでぱーと」2拠点については開業後、生徒数の獲得が順調に進んでいる。立地場所が駅徒歩数分圏内にあり、習い事から受験準備まで1ヶ所で子どもの才能を伸ばすことができることに加えて、「こどもでぱーと 中野」では9階建てビルの別フロアにコナミスポーツや子ども向けクリニック、英会話教室など子ども向けのサービスや、カフェ、女性向けピラティススタジオなど保護者も利用できるサービスも提供していること、かつ、コンシェルジュを配置して「安心」「安全」という点でもしっかりとした体制を整備している。このように立地や複数サービスの併設、運営体制が評価され、順調な立ち上がりにつながっている。

(4) 学校内個別指導事業
学校内個別指導事業の売上高は前期比8.9%増の3,744百万円、セグメント利益は同20.5%減の388百万円と売上高は過去最高業績を連続更新した。稼働校数が前期比8校増の96校と順調に増加したことや、地方の学校を中心に自宅でも優秀な講師の個別指導が受けられるオンライン個別指導の受講者数が拡大したことが増収要因となった。

私立学校では、生徒の学力向上と併せて教師の業務負担軽減にも寄与する同社サービスに対する関心が高まっており、今後も導入校数を拡大する見通しである。また、2025年9月には学生向け賃貸マンションのリーディングカンパニーであるジェイ・エス・ビー<3480>の子会社でマンションの運営管理を行う(株)ジェイ・エス・ビーネットワーク(以下、JSBNW)とスクールTOMASで業務提携契約を締結しており、その取り組みも成果となって表れている。具体的には、JSBNWが管理する対象物件の入居学生に対して、個別指導塾オンライン講師として働くことができる『お部屋「de」バイト』サービスの提供を開始した。入居者は自室内で学生講師のアルバイトを行うことできるため、講師採用に寄与している。一方、利益面では売上構成比の上昇に伴う経営管理料の増加が減益要因となっており、同要因を除けば増益となっている。

(5) 人格情操合宿教育事業
人格情操合宿教育事業の売上高は前期比5.4%増の1,712百万円、セグメント利益は同44.8%増の68百万円となった。利益率の高い体操スクール、サッカースクールの期中平均生徒数が同6.3%増となり、増収増益要因となった。校舎展開では「TOMAS体操スクール」が11校、「TOMASサッカースクール」が5校で前期末と同水準だった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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