*12:21JST 日経平均は反落、半導体株安が波及
日経平均は反落。770.87円安の67786.86円(出来高概算9億1409万株)で前場の取引を終えている。
10日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は149.60ドル高の52637.01ドル、ナスダックは74.72ポイント高の26281.61で取引を終了した。トランプ大統領が対イラン和平協議継続で合意したことを明らかにし、寄り付き後、上昇。同時に大統領の「停戦終了」宣言や連邦準備制度理事会(FRB)が公表した半期に一度の金融政策報告を受けた長期金利の上昇を嫌気し一時伸び悩んだ。終盤にかけて、原油価格の下落を好感した買いや人工知能(AI)関連への買いが再開し相場を一段と押し上げ、終了。
セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、医薬品・バイオテクが下落した。
米株式市場の動向を横目に、13日の日経平均は147.10円安の68410.63円と反落して取引を開始した。寄り付き直後は米国株高を背景に買いが先行する場面もみられたが、半導体関連株を中心に利益確定売りが広がり、指数は次第に下げ幅を拡大した。一方で、好決算を発表した小売株や金融株の一角には資金が向かい、相場を下支えした。為替市場では円相場が大きな方向感を欠くなか、投資家は国内企業の決算内容や個別材料を見極める姿勢を強め、前場は銘柄ごとの物色が鮮明となった。
個別では、小売では良品計画<7453>や三越伊勢丹<3099>、半導体関連ではレーザーテック<6920>やスクリーンHD<7735>、素材では信越化学工業<4063>、精密機器ではHOYA<7741>やオリンパス<7733>、医療機器ではテルモ<4543>が買われた。また、通信ではKDDI<9433>、総合商社では三菱商事<8058>、人材サービスではリクルートHD<6098>、空調機ではダイキン工業<6367>などの銘柄が上昇。
一方、半導体関連ではキオクシアHD<285A>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>が軟調となり、電子部品ではイビデン<4062>、TDK<6762>、太陽誘電
<6976>、村田製作所<6981>に売りが広がった。このほか、FA関連ではファナック<6954>や安川電機<6506>、医薬品では中外製薬<4519>、電子機器では京セラ<6971>などの銘柄が下落。
東証33業種では、銀行業、証券・商品先物取引業、鉱業、精密機器、小売業などが上昇した。一方で、電気機器、電気・ガス業、ガラス・土石製品、非鉄金属、建設業などが下落し、ハイテク関連の軟調な推移が業種別指数にも反映された。
後場の日経平均株価は、引き続き個別材料をにらみながら方向感を探る展開となりそうだ。前場は半導体関連株への売りが指数を押し下げる一方、好決算銘柄や金融株への資金流入が相場を下支えした。後場も国内企業の決算発表に対する市場の評価や、半導体関連株の値動きが相場全体に与える影響が注目される。また、為替市場や時間外の米株価指数先物の動向も投資家の売買判断材料となる見通しで、物色対象の広がりや主力株の値動きが後場の指数動向を左右することとなりそうだ。
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