*07:43JST NYの視点:米インフレ次はPCEで確認へ、予想外に3年ぶり高水準に加速も、9月FOMCまでにはジャクソンホール会合控える
米国労働統計局が発表した7月生産者物価指数(PPI)は前月比+0%、前年比+4.7%となった。前月比では、6月-0.1%から改善も予想を下回った。前年比では6月+5.5%から予想以上に鈍化し3月来の低水準。コア指数は前月比+0.2%、前年比+4.2%。前月比で6月+0.4%から予想以上に鈍化した。前年比では+4.7%から鈍化しやはり3月来の低水準となった。
◇米7月生産者物価指数(PPI):前月比0(6月―0.1%)
●PCE項目
国内乗客航空輸送:-3.2%(+1.8%)
ポートフォリオ管理手数料:+6.5%(+0.6%)
医療:-0.1%(+0.1%)
ホームヘルスケア、ホスピスケア:+0.1%(+0.3%)
病院外来:+0.9%(-0.1%)
入院医療:+0.2%(+0.4%)
老人ホームのケア:+0.4%(+0.2%)
7月消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)では総じて、ガソリン価格の下落が奏功しインフレ圧力の後退が証明された。加えて、労働市場の減速の証拠も見られ、年内の利上げ観測が後退しつつあり、ドル買いの勢いも後退。
今後、連邦公開市場委員会(FOMC)が最もインフレ指標として重視している個人消費支出(PCE)価格指数でさらにインフレ動向を判断していく。
PCEと同様の項目では、国内乗客航空輸送は-3.2%と、+1.8%から大きく低下したほか、医療コストは-0.1%と、+0.1%からマイナスに転じた。ホームヘルスケア、ホスピスケアも+0.1%と、+0.3%から鈍化。入院医療費も+0.2%と、+0.4%から鈍化した。
一方で、ポートフォリオ管理手数料が+6.5%と、+0.6%から大幅加速し、5月の水準+5.0%も上回った。そのほか、病院外来費が+0.9%と、-0.1%から加速。コアPCEは5月に前年比で+3.42%と、23年10月来で最高に達しており、7月分も予想外に加速する可能性は警戒される。
9月15日、16日に開催されるFOMC会合までにはPCEに加え、カンザスシティ連銀が主催するジャクソンホールでの、年次会合で、ウォーシュFRB議長の講演が控えており、インフレ動向や金利の先行きを明確化する事が困難となる。
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