もふ氏は「日の丸AI・半導体銘柄」の今後をどう見ているのか(写真:イメージマート)
今年前半の日本株の好調を牽引したのが、AI・半導体関連銘柄だった。代表格とされたのが半導体メモリ大手のキオクシアホールディングスだったが、6月に高値をつけた後に急落。日経平均も歩調を合わせるように停滞したが、米利上げ観測の後退などを受けて10月5日には約3か月ぶりに7万円台を回復している。キオクシアも10月1日に1株を3株に分ける株式分割を実施するなど、AI・半導体関連銘柄への注目は依然として高いが、死角はないのか。「元キオクシアの研究開発者」という、異色の経歴の投資の達人に聞いた。
値動きの激しい相場のなかで、半導体業界の現場を知る立場から銘柄を見極めているのが、もふもふ不動産のもふ(菊地夏紀)氏だ。2003年から研究開発の仕事を続け、ソニーや東芝で世界最先端の半導体研究開発に携わった。株式投資や不動産投資などで収益をあげ、2019年に退職。退職直後の2020年に資産1億円超の“億り人”となった個人投資家で、YouTubeチャンネル「もふもふ不動産」などを運営する。株式投資の累積利益は約2億円、不動産投資は投資総額で約9億円に上るという。
リチウムイオン電池も、液晶ディスプレイも…
キオクシアをはじめとする日の丸AI・半導体関連銘柄に注目が集まる一方で、気になるのは中国勢の台頭だ。9月11日付の日本経済新聞は〈中国メモリーの利益率首位に 4~6月期、CXMTは82%で韓国SK抜く〉との見出しで、7月に上場した中国メモリ大手CXMT(長シン科技集団)の利益率が日米韓勢を上回ったと報じた。もふ氏はどう見ているのか。
「中国の動向は政治的な要因も入ってくるので読みにくいというのが正直なところです。米国の意向などにも大きく左右されますから、3年先にどうなるかといったことは予想しくいです。ただ、もし中国メモリが本格的に国際市場に入ってくるとしたら大きな影響はあると思っています」(以下「」内のコメントはもふ氏)
過去の産業史を踏まえ、こう警戒感を示した。
「例えばリチウムイオン電池では、30年前はソニーが大きなシェアを持っていて日本がトップでしたが、中国勢が入ってきて日本企業はほぼ“全滅”のような状態になりました。電気自動車でも、テスラですら中国のBYDをはじめいろんな会社にやられていますし、液晶ディスプレイもそうです。国策のような形で市場を破壊するぐらいの勢いで投資してくるので、そうなってくると厳しいと思います」
中国メモリの技術力は…
【プロフィール】
もふ(菊地夏紀、きくち・なつき)/1980年生まれ。東京都出身。研究開発の仕事を2003年から続け、ソニーや東芝で世界最先端の半導体研究開発に携わる。株式投資や不動産投資などで収益をあげ、2019年に会社を退職。投資活動の傍らYouTubeなどで投資・経済関連の発信を続ける。株式投資の累積利益は約2億円、不動産投資は投資総額で約9億円。Xアカウント:@mofmof_investor
不動産投資・副業情報の解説メディア:もふもふ不動産(https://mofmof-investor.com/)
YouTube:もふもふ不動産(https://www.youtube.com/channel/UCsWTZ4nYODCwlE8rdv7DZzA)
