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夫のモラハラにもママ友の陰口にも負けない 富裕層妻の鬼のメンタル

周囲の雑音には負けない強い麻布妻もいる(写真はイメージ)

周囲の雑音には負けない強い麻布妻もいる(写真はイメージ)

 人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』では、専業主婦の家事労働時間を年収換算すると「約304万円」だと紹介された。共働き世帯が増えたいま、「専業主婦は特権階級」だとする声もある。そうした事情からか、東京・港区の麻布界隈に住む“麻布妻”と呼ばれる富裕層女性たちの中には、周囲からやっかみの言葉をかけられたり、夫からモラハラのように罵られたりする人もいるという。それに対し本人たちはどう考えているのか。自身も麻布妻でライターの高木希美氏がリポートする。

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 高収入の夫を持つ麻布妻たち。専業主婦というと「自分で稼いだお金じゃないくせに」とか「暇でいいよね」などと、ネガティブなことを言われることは少なくありません。エステに高級ランチ、ブランドで身を固めている様子をインスタグラムにアップすれば、すぐ「マウンティング」と捉えられ、アンチコメントが並びます。

 SNS上のアンチならともかく、幼稚園などで他のママから「お金持ちはいいわよね」などと陰口を叩かれると、気を病んでしまう麻布妻もいます。

 そんな中で、鬼のような強靭なメンタルを持っているのがアラサー麻布妻の里花さん(仮名)です。元港区女子で、夫は経営者でありつつ複数の不動産を所有して副収入を得ている同世代のハイスペック男性。お食事会で出会って1年あまりで結婚し、今は育児に励んでいます。

 ハイスペ男性を射止めた里花さんは、「他人の目線を気にするなんて、専業主婦に向いてない証拠よ」と言い切ります。

 里花さんの夫は、傍から見るとかなりのモラハラ気質。なにかにつけて「離婚」が口癖で、口喧嘩になると「弁護士を立てる」「親権は渡さない」「離婚する」「俺がいなかったら生活できないくせに!」などと騒がれるそうです。

 それでも里花さんは、「仕事キツいんじゃない? 私への八つ当たりでしょ。そんなことにビクビクしていたら生活成り立たないし、主婦できない。何を言われようが主婦業を貫き通すのが一流。旦那がピーピー騒いでいても、無視して家事をこなしてあとは好きなことしてたらいいじゃない? 『元々は夫のお金だしラッキー!』みたいな」と言います。

 ママ友の真由子さん(仮名)は、そんな逞しい里花さんに「私、モラハラされてて……。外で働こうかと思ったら、『俺の時給にも満たないような日給をもらうために働くくらいなら、家のこともっときちんとやれ』なんて怒鳴られるんです。でも、出て行けと言われると生活していける自信もなくて、不安で……」と相談しました。

 すると里花さんはこう断言。

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