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「毎日顔を合わせるから厄介…」 職場で“告ハラ”に遭った人たちが明かす「その後の辛い日々」

無謀な告白はハラスメントというより「テロ」

 20代女性・ユカさん(仮名、商社勤務)は、前職のメーカー勤務時代に当時50代だった男性社員から、告白を受けたことがある。

「同じ部署で、たまにかかわることがある人だったんですが、更衣室前で待ち伏せされて、旅行のお土産だというものを渡されました。開けると、メッセージカードも入っていて、付き合いたいみたいな内容だったんです。驚きを通り越して恐怖でした。

 気持ちはありがたいけれど、よく知らない人だし、私をそういう目で見ているかと思うと、もう姿を見かけるのも怖くなりました。それなのに、私が参加している飲み会とかに、必ずいるんです。職場が同じだと、ストーカーというか、居場所がバレやすいので、めちゃくちゃ怖かったです」

 ユカさんは『告ハラ』という言葉を、その後に知った。「無謀な告白は、ハラスメントというよりもテロ」とつぶやく。

「どうしても私がなびかないことがわかると、大声で怒られるなど、パワハラのような仕打ちが始まりました。こちらが断れないような飲み会も設定してくるし……。少なくとも職場で自分の思いを一方的に押し付け続けるのは、ハラスメントというよりテロに近いと思います」(ユカさん)

告白経験者は「引き際が大切」

 一方、告白したことがある側はどう思っているのか。20代男性・ノアさんは、職場の同僚女性に告白したものの、振られたことがある。

「職場ではいつも笑顔で挨拶してくれるし、プライベートでもInstagramでつながっていたし、2人で映画にも飲みにも行ったこともあるので、脈ありだと思ったんです。

 関係性をハッキリさせたくて、告白すると、『人としては好きだけど、そういう気にはなれない。勘違いさせたらごめん』ときっぱり断られました。ただ職場で気まずくなるのもイヤなので、それ以降、必要以上には彼女に近づかないようにしました。引き際を誤ると、『ハラスメント』になりますよね」

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