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【腕組み指導写真】ビッグモーター兼重宏一・前副社長による恐怖の「環境整備点検」現場 「教育教育教育」の実情

ビッグモーター店舗での「環境整備点検」中の様子

ビッグモーター店舗での「環境整備点検」中の様子

「社内にはたくさんのLINEグループがあり、役員やエリア長ごとのグループ、6000人の全社グループもあり、人事などもそこで告知します。宏一氏も直接やり取りすればいいようなこともLINEで済ませてしまう。営業幹部を叱責するのも、パワハラまがいの罵倒も平気でLINEでする。『環境整備点検』と称して全店を回ることがありますが、宏一氏は従業員の挨拶や髪の色が気に食わないと『明日から来なくていい』と通告することもありました」

 すでに、宏一氏が社内のLINEグループの中で幹部に向けて「教育教育教育教育教育教育教育教育死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑死刑教育教育教育教育教育教育教育教育」などと、尋常ではないメッセージを送っていたことが報じられている。そんな厳しい宏一氏が点検にまわる姿に、多くの社員らは恐れおののいていたに違いない。

 同社は、2015年に本社を東京都港区に移転したが、それにあわせるように兼重家は2016年に取得した土地に「20億円」ともいわれる邸宅を構えた。東京都目黒区の高級住宅街にそびえ立つ豪邸は、ソニー創業者の一人である盛田昭夫氏がかつて暮らした邸宅の跡地に建てられていた。この滝や噴水付きの豪邸は資産管理会社の名義となっており、このほか軽井沢や熱海にも別荘を建築。さらに熱海のマリーナにはクルーザーも所有している。

 宏一氏は、偉大な父が築いてきた莫大な資産を前にプレッシャーを感じることもあったのだろうか。従業員6000人、年商5200億円のガリバー企業は、一連の不正問題を経て、どうなってしまうのか──。(了)


>【写真】宏一氏の環境点検整備の様子や、ゴルフ場で記念撮影する兼重親子。その他、資産管理会社の名義で所有している軽井沢の別荘、近隣住民から「要塞」と呼ばれる兼重社長の邸宅など

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