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【ドル円週間見通し】伸び悩みか 米インフレ関連指標が手掛かりに

・9月11日-15日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)8月CPI 13日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+4.3%
 参考となる7月実績は前年比+4.7%で6月実績の+4.8%をわずかに下回った。8月についてはインフレ抑制の見方が強まり、コアCPIの伸びは7月実績を下回る可能性があるため、インフレ鈍化の思惑がさらに強まる見込み。

○(欧)欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 14日(木)午後9時15分発表予定
・予想は、政策金利の据え置き
 理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は「金利はピークに近い」と指摘した。独連銀総裁も金利がピークに達した可能性があると指摘しており、今回開催の理事会では政策金利の据え置きが決まる可能性がある。

○(米)8月小売売上高 14日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.2%
 参考となる7月実績はオンライン販売を含む無店舗小売高が増えたことによって全体の売上高を押し上げた。8月についてはオンライン販売を含む無店舗小売高の売上高は減少する可能性があるため、全体的には小幅な伸びにとどまる見込み。

○(中)8月小売売上高 15日(金)午前11時発表予定
・予想は、前年比+3.0%
 参考となる7月実績は前年比+2.5%にとどまった。個人消費はさえない状態が続いており、すみやかな回復は期待できない。中期貸出制度の金利引き下げは景気刺激策となるが、8月時点で個人消費の拡大には寄与していないため、売上高の大幅な伸びは期待できない。

○その他の主な経済指標の発表予定
・12日(火):(英)8月失業率、(独)9月ZEW景況感調査期待指数
・13日(水):(英)7月鉱工業生産、(欧)7月ユーロ圏鉱工業生産
・14日(木):(豪)8月失業率、(米)8月生産者物価コア指数
・15日(金):(中)8月鉱工業生産、(米)9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報

[予想レンジ]
・予想レンジ:145円00銭-148円50銭

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