キャリア

【過労死レベルの残業】部活動、学校行事、夜回り 押し寄せる仕事に追い詰められる中学教師のリアルな日常

所定労働時間と比べた教員の1週間の労働時間(2022年日本教職員組合「学校の働き方改革に関する意識調査」より)

所定労働時間と比べた教員の1週間の労働時間(2022年日本教職員組合「学校の働き方改革に関する意識調査」より)

2週間先まで休みなし。部活を休めば保護者からクレームも

 公務員とはいうものの、教師にほとんど休みはない。運動部の顧問ともなればなおさらだ。

「土日、祝日は本来休みですが、部活の練習は休日関係なく行われ、2週間先まで完全な休みがないということも日常茶飯事。部活の時間を少なくする動きもありますが、私が勤める学校では部活を休むと保護者からクレームが来ることもあるので、休めません。というのも、部活で成績を残せないと志望校へ進学できない子がいるからです」

 公立中学校は入学時に受験のある私立校と違い、子供の偏差値も様々。秋山さん曰く、勉強がままならず、部活動で評価を上げなければならない生徒が一定数いる。また、部活動を通して規則正しい生活をさせる意図もあるという。

部活動に加え、学校行事、繁華街の見回りまで

 秋山さんは教師歴5年目。授業の準備にもかなりの時間を使う。

「50分の授業を組み立てるのに1時間半程かかります。1学年だけならまだいいのですが、受け持つ学年が多くなれば、その分多くの準備が必要になる。

 ですが現実には、準備時間が思うようにとれず、過去のプリントなどを使い回すこともしょっちゅう。正直“手抜き”の自覚はあります。ただ私は実験の準備などもあり、本当に時間がない。自分自身すべて納得がいった状態で授業をしているとは思えないのが本音です」

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