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《有吉弘行らも絶賛》立ち食いそば「いわもとQ」突然の全店閉店、創業社長が語った内幕「最近、経営譲渡していた」「閉店と聞いて私も驚いた」

閉店した「いわもとQ」浅草店(2023年10月撮影)

閉店した「いわもとQ」浅草店(2023年10月撮影)

 立ち食いそば店「いわもとQ」が突然の全店閉店となり、愛好家の間で物議を醸している。同店は本格的なそばと揚げたての天ぷら、丼ぶりなどを低価格で提供する人気チェーン店。2005年9月に新宿歌舞伎町に1号店を出店すると評判になり、その後は着実に店舗数を増やしていった。近年は店舗数を縮小し、都内4店舗(歌舞伎町、池袋、神保町、浅草)となっていたが、ファンからの根強い人気で営業を続けていた。同店に詳しいフードライターが語る。

「『いわもとQ』といえば伊集院光さんや有吉弘行さんだけでなく若手お笑いコンビの空気階段さんもメディアを通して、ファンであることを公言する立ち食いそば店です。歌舞伎町店は吉本興業東京本部にも近く、深夜も営業していたため、これまでも吉本の若手芸人さんが多く通ってきました」

 事態が急転したのは10月16日のこと。7月中旬から「移転」を理由に臨時休業を続けていた歌舞伎町店以外の3店舗が突然、営業を中止。いずれの店も「臨時休業」の張り紙やシャッターが下ろされたままになっていた。さらに同店の公式ホームページも消失し、突然の事態にSNSユーザーのあいだでは〈展開が早すぎてついていけない〉〈臨時休業の張り紙があるのだからなにか運営にトラブルがあったのでは〉など、様々な憶測を呼んでいる。

「いわもとQ」を運営する「ライトスタッフ」(埼玉県比企郡吉見町)の創業者・岩本浩治氏は、社長としてメディアにも多数出演していた。セブン-イレブンで店舗指導員を務めたのち、そのノウハウを基に経営コンサルタントに転身。同店を立ち上げたきっかけについて、「立ち食いそばの価格で本格的な専門店の味に近いそばが出せたらすごいだろうと思った」「めん、つゆ、天ぷら、ご飯、この4つのポイントを押さえて品質の高いものを目指せば、なんとかいけるのでは」とメディアで語ってきた。

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