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【カーブス、シード、ランドコンピューター】10万円以下で買える「好業績&将来性が期待できる」3銘柄を解説

【3】ランドコンピューター(3924)

ランドコンピューターの決算発表資料より

ランドコンピューターの決算発表資料より

 独立系SIでシステム導入、コンサルや販売・運用・保守を行っているいわゆる一般的なSIerではあるものの、創業52期目を迎える老舗企業であるランドコンピューター。同社は3期目以降、ずっと黒字経営を実現しており、その堅実さは有利子負債ゼロで剰余金を毎年積み上げている決算数字からも読み取れる。

 今年になって同社の株価が急騰している。年始に451円だった株価は12月1日終値で913円と2倍以上になっており、上場来高値も更新している。同社の株価急騰の背景には9月29日に掲げた新中期経営計画(VISION2025)がある。そこでは、積極的なM&Aの推進、昨今トレンドとなっている生成AIへの進出を重点戦略項目として明言している。

 また、11月13日に2024年3月期の第2四半期決算を発表したが、そこで売上、利益ともに上方修正を行っており、過去最高業績を大幅更新する予想を出している。業績の修正理由としては公共事業の大型受注がその要因であることとしているが、長く堅実経営を続けている同社が、社会の大きな変革で選ばれる会社として注目されてきているのだろう。

 この銘柄も100株だと9万円強で買うことができる。

まとめ

 投資初心者がまとまった資金を値動きの激しい個別株に投じるのは、リスクが大きい。しかし、資産の大半が現預金という日本の状況において、資産の一部を投資に振り分けるのは合理的な判断といえる。そして、日本市場には、将来性のある企業の株が安く放置されていることが多いのもまた事実である。

 心理的ストレスを極力減らした上で、日本の未来を変えるような企業に「経営参画」できるというのも投資の醍醐味の一つではないだろうか。そんな銘柄を自分でも探し出してみてほしい。

【プロフィール】
古賀真人(こが・まさと)/個人投資家、経済アナリスト、会社経営者、投資系YouTuber。1978年、埼玉大学経済学部卒業後、国内大手金融機関、外資系金融機関勤務を経て独立し、株式会社ライフサポートを設立。25年以上の株式投資経験を活かし、チャート分析からはわからない経済分析、個別企業分析をYouTube「カブアカちゃんねる」で展開。全決算を最速分析しているnote「カブアカマガジン」(https://note.com/masatokoga)を日々更新中。

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