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【期間限定】JR東日本が発売する「1日1万円乗り放題きっぷ」、青春18きっぷや高速バスとの合わせ技で格安旅行も実現

東京~新青森間の往復で71%割引に、50歳以上は別の選択肢も

 このきっぷを使うからには、首都圏から青森や秋田など、できるだけ遠くに行こうと考えるのが人情だろう。ただし、盛岡~新青森間や盛岡~秋田間などは全車指定席となるので、このきっぷでは同区間を最大2回までしか利用できないことになる(盛岡駅で途中下車する場合は利用可能)。中央本線特急の「あずさ」や「かいじ」も全車指定席なので、2回しかカードを切れない指定席の利用枠をここで使ってしまうか、慎重に検討する必要がある。

 なお、東京から青森まで新幹線の普通車指定席で往復すると往復3万4940円かかる。これが1万円で済むため、割引率は実に71%割引となる。割引率が高いことで知られる「お先にトクだ値スペシャル」でも50%引きなので、それよりもかなり割安といえる。

東京~新青森間は最大限、きっぷを活用できる区間の一つ

東京~新青森間は最大限、きっぷを活用できる区間の一つ

 しかし、往復で別々の日に利用してしまうとトータルで2万円かかってしまう。2024年2月前半なら、LCCが成田―那覇線で往復総額1万2000円台~でカバーしている(執筆時点)。それと比較すると、やや割高感は否めない。やはりここはさくっと1日で完結するのが上手な使い方といえるだろう。

 また、50歳以上の場合は、「大人の休日倶楽部」(初年度年会費無料。翌年以降毎年2624円が必要)の入会が条件となるが、「大人の休日倶楽部パス」が利用できる。この場合、JR東日本全線が4日間乗り放題で1万5270円という価格設定なので、1日あたりのコストは、4000円を下回るため、「キュン・パス」よりもはるかに割安といえる。

 しかし、4日連続で使うほど休みがとれない人、49歳以下の人にとっては「キュン・パス」のようなきっぷの販売は、JR東日本で長距離を格安に旅行できる貴重な機会といえる。

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