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2024年も「地球沸騰化」は続くのか? 気象予報士・森田正光さんは「スーパーエルニーニョの影響で冷夏になる」と予測、花粉の飛散量には戦々恐々

2024年も猛烈に暑い日が来るのか、それとも…(写真は2023年8月/AFP=時事)

2024年も猛烈に暑い日が来るのか、それとも…(写真は2023年8月/AFP=時事)

 2023年は記録的な猛暑となったが、2024年はどうなるのだろうか。2024年の日本の気象について、気象予報士の森田正光さん(73)が解説する。

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 2023年の夏は全国的に記録的な猛暑になりました。東京では最高気温30℃以上の真夏日が連続64日、トータルで90日近くになり、過去最長。35度以上の猛暑日が計22日、夜間の最低気温が25℃以上の熱帯夜も約60日を数え、12月になっても20度を超える日もありますね。

 7月に国連のグテーレス事務総長が「地球は沸騰化の時代に入った」と警告したこともあって、2024年はいったいどうなってしまうのだろうと考えている人も多いと思いますが、ぼくは冷夏になると予測しています。

 2023年の異常な猛暑について、地球温暖化の影響はわずか10%程度。異常な暑さを引き起こしたのは2022年から2023年4月まで続いたラニーニャ現象です。ラニーニャが発生すると西太平洋熱帯域の海面水温が上昇し、夏は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなるので、日本では気温が高くなる。海面水温が空気に影響を与えるまでには3か月後から半年ほどのタイムラグがあるので、ちょうど真夏に気温が上がり猛暑になってしまった。

 さらに北日本で好天が続いたことや、上空の偏西風がいつもより北にあって、日本付近が熱い空気に覆われやすい形になっていたことも要因です。

 しかし、2023年4月にラニーニャが終わり、代わってエルニーニョが始まりました。しかも本来のエルニーニョよりも規模の大きなスーパーエルニーニョです。エルニーニョになると西太平洋熱帯域の海面水温が低下し、翌年は冷夏になり、雨が多い傾向にあります。2024年はその影響がより大きくなるため、冷夏になるのではないかと分析しています。

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