吉田みく「誰にだって言い分があります」

【サマンサタバサも業績不振に】「高くて手が出せない」「買う時はリボ払い」今どき女性たちの“高価格帯ブランド”への憧れと本音

 
 独身時代のサユリさんは、先ほど出てきたマリさん同様、ファッションにはお金を惜しまないタイプだったそうだ。当時の購入価格は高かったものの、長く使える素材やデザインのアイテムばかりなので、きちんと手入れをすれば長く着用できるという。

「今の家計では頑張っても1着3000円ほどの洋服やセール品を月に1着買うのが限界です。特に最近は物価高の影響で海外のハイブランドはすごく高価になっている。ここまで値上がりしてしまうと買う気が起きません。私が持っているヴィトンやディオールの小物類のなかには、正直デザインは古臭いと感じるものもありますが、これからも大切に使いたいと思います」(サユリさん)

 今回話を聞いた3人ともブランドに対してネガティブな印象があるわけではないが、「買える経済状況ではない」ことが伝わってきた。SNSではインフルエンサーと呼ばれる人たちが低価格帯のファッションアイテムをPRし、それを真似る若者が増えている昨今。中〜高価格帯のブランドは今後どのような存在になっていくのか、気になるところだ。

【プロフィール】
吉田みく(よしだ・みく)/埼玉県生まれ。大学では貧困や福祉などの社会問題を学び、現在はフリーライターとして人間関係に独自の視点で切り込んでいる。マネーポストWEBにてコラム「誰にだって言い分があります」を連載中。同連載をまとめた著書『誰にだって言い分があります』(小学館新書)が発売中。

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