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【若者のデトックス消費】「サウナと銭湯」にハマるデジタルネイティブ世代 「つながるストレスを解消」「昭和レトロでエモい」

デトックス志向のZ世代にも「サウナと銭湯」が人気(写真:イメージマート)

デトックス志向のZ世代にも「サウナと銭湯」が人気(写真:イメージマート)

 幼少期からデジタルデバイスを身につけ、インターネットに親しんできたデジタルネイティブ世代。スマートフォンやパソコンなどの電子機器を一定期間、自発的に控えることで、ストレスから解放されようという「デジタルデトックス」という言葉が広まって久しい。

 そうしたなかで、2024年の若者のトレンドとして注目されているのが「デトックス消費」だ。心身ともにデトックスすることを目的とした消費行動だが、若い世代に話を聞くと、その代表格が「サウナと銭湯」だという。

「人とのつながり」を遮断する時間がほしい

 都内の私立大学に通う男子学生のAさん(22歳)は、自称サウナー。デトックスの一環として、周囲の学生のあいだでもサウナブームは続いていると語る。

「僕の周りでもサウナブームは続いています。当たり前ですがサウナはスマホが持ち込めない。一日中SNSをチェックして、LINEで連絡して、オンライン授業をやって、アルバイトでパソコンを使う。これって、デジタルのストレスというよりもどこにいても人とつながっているストレスなんだと思います。スマホのことを考えない時間が欲しいけど、普通に生活していると無理なんです。自宅だとお風呂にもスマホを持ち込みますからね。

 だからサウナや銭湯は特別な場所。あとは純粋にスマホやパソコンを使いすぎて、肩が凝るので、温活をして体をほぐしたいという気持ちもあります。汗をかいて身体のデトックスするとともに、デジタルデトックスも同時に実践するという感じです」(Aさん)

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