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コーヒーソムリエが解説する「カフェラテの奥深き世界」 コーヒーチェーン各社の魅力とカスタマイズのテクニック

カフェラテは、ミルクの状態や作り手の技術などでも味わいが変わる(写真:イメージマート)

カフェラテは、ミルクの状態や作り手の技術などでも味わいが変わる(写真:イメージマート)

 数あるカフェラテの中でおいしいのはどれか? その答えを探すべく、年間200種類、1000杯超のコーヒーを飲んでいるというコーヒーソムリエのKazuさんが、数あるコーヒーチェーンの中からドトール、プロント、スターバックス、タリーズコーヒー、サンマルクカフェ、エクセルシオールカフェ、カフェ・ベローチェの7社を厳選し、それぞれのラテを飲み比べた。

 そのランキングを発表した前回(第4回)記事に続き、今回は飲み比べの総評のほか、カスタマイズの魅力などを、Kazuさんに教えてもらった。【特集・おいしいカフェラテ教えます!全5回の第5回。第1回から読む

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ラテが“ぬるめ”なのには理由がある

 コーヒーチェーンは数が相当多いため、7店に絞るのは本当に大変でした。

 たとえば、カフェ・ベローチェと同系列のカフェ・ド・クリエも、コーヒーとミルクのバランスがよく、捨てがたかったです。英国ロンドン発祥で、日本でも店舗が増え始めているコスタコーヒー(ペットボトルの商品も販売中)には、ラテ以外にもエスプレッソをベースとしたメニューが豊富で、期間限定のフレーバーも気になるところ。

 スターバックスのラグジュアリーブランド「スターバックス リザーブ」の「カフェ ラテ」(店内飲食価格800円)は、シルクのようなきめ細かなミルクと選りすぐりの豆を使ったエスプレッソのマッチングが素晴らしかった! もうワンランク上のラテを飲んでみたいというかたにおすすめです。

 ところで、店によってコーヒーの温度が違うことが気になる人もいるかもしれません。ブラックコーヒーと比べ、ラテはミルクの甘さを引き出すために温度が低め(60℃前後)になっていることが多いです。「ちょっとぬるい?」と感じるかもしれませんが、熱くするとコーヒーの苦みが全面に出てミルクの甘みが抑えられるため、ラテの魅力が損なわれてしまうのです。

 あえて温度を下げているので「作りたてじゃないんじゃない?」と思わないでくださいね(笑い)。

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