豪雨により地下鉄「渋谷駅」や地下街が水浸しになったことも(1999年/時事通信フォト)
「有事の際にも地下は安全」と思われてきたが、本当にそうだろうか──。9月21日、いまだに能登半島地震の傷痕が残る石川県を豪雨が襲った。死者のうち2人は「中屋トンネル」の復旧工事をしていた男性で、周辺で発生した土砂崩れにのみ込まれたという。
神奈川県相模原市を1時間に33mmの豪雨が襲った同月19日には、マンホールに入って下水道の工事をしていた作業員2人が流れ込んできた雨水に流され、行方不明になった。2人が心肺停止状態で発見されたのは3日後。現場から約6km離れた相模川に浮かんでいると119番通報された。
暗く、閉ざされた空間に、想像もしないスピードで水が大量に流れ込んでくる──決して特殊な事例ではない。実はわれわれ一般市民の周囲にも似たような状況は多くある。
