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《身内の死後の手続きを素早く楽に済ます方法》煩わしい書類提出は「葬儀社に代行」が手っ取り早い、相続の話し合いのために「告別式家族会議」の開催を

死後の手続きを楽に済ませる方法は?(イメージ)

死後の手続きを楽に済ませる方法は?(イメージ)

 身内の死亡直後は、喪失感を伴いつつ様々な手続きを進めることになる。そのひとつが「死亡届の提出」だ。死亡を確認した医師が交付する死亡診断書を手に入れ、一対になっている死亡届に必要事項を記入して死後1週間以内に市区町村役場に提出する。提出しないと5万円以下の過料を科せられる可能性があるうえ、死亡届がないと相続手続きが進まない。

 認定ファイナンシャルプランナー(CFP)や終活カウンセラー、シニアライフコンサルタントの資格を持ち、全国的にも珍しい相続専門の行政書士として活動する中田多惠子氏が語る。

「死亡届を提出することで戸籍や住民票に死亡の記録が残り、財産の名義変更などの手続きが可能になります。死亡届の記録が反映されるには1週間から10日かかります」

 死亡届のほか火葬許可証など7日以内に提出する書類は多いが、悲しみに暮れるなかで提出を忘れるケースが多いという。

 速やかに手続きを進めるためにも、葬儀社に代行してもらうのがいいというのは、創業94年を迎えた佐藤葬祭代表で、「日本一わかりやすい葬儀屋」としてYouTubeでも情報発信を行なう佐藤信顕氏だ。

「煩わしい書類提出は、遠慮せずすべて葬儀社に代行してもらうのが手っ取り早い。没後2~3日以内に死亡診断書の入手と死亡届の提出をし、その後の手続きも代行します。自分でやるより遥かに早く、楽に終わります。

 葬儀社の選定は、まず近くの斎場を決めてそこと付き合いのある業者を2~3社ピックアップして決定します。こちらの要望を聞いてくれる業者がいいでしょう」

 注意したいのは、死亡届と死亡診断書はその後の相続手続きで何通も必要になるため5~6通はコピーしておくこと。前出・中田氏が語る。

「死亡届の原本は自治体に提出する際に回収されてしまうので、自分でコピーをするか葬儀社に伝えましょう。死亡診断書を医師から取り直すと1通あたり5000~1万円ほどかかります」

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