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ライフ

テーブル席があってもカウンター席を選ぶ人たちの行動原理 「作業に集中できる」「2人席や4人席は申し訳ない」「相席になる方がストレス」

タイパを求める業態であればカウンター席以外要らない

 混雑する飲食店では、相席をお願いされるケースも多い。その相席のわずらわしさを避けるために、カウンター席を選ぶというのは都内在住の自営業・Cさん(40代男性)だ。

「私の職場の近所の牛丼店にはカウンター席とテーブル席があるんですが、昼時は結構混んでいて、相席になることも多いし、空いている椅子に荷物をおいていると、すぐにどけるように言われてしまう。相席や荷物移動といったストレスを避けるには、最初からカウンター席という選択がラクなんです」(Cさん)

 自他ともに認める“せっかち”なCさん。「そもそも牛丼チェーンのようなファストフードなら、テーブル席は必要ないのでは」とも話す。

「サッと食べてすぐ帰るような牛丼チェーンの場合、テーブル席でくつろぐことはありません。個人的にはカウンターしかない店のほうが料理ができて提供までの時間も最短だし、食器を片付けるのもラク。そもそもゆっくり食べたいならそういう店に行くし、タイパを求めて入るような牛丼チェーンならカウンター席以外は要らないレベルです」(Cさん)

 1人焼き肉を想定したカウンター席を設ける焼肉店もあるように、カウンター席が落ち着く人たちは、一定数いるのだ。(了)

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