連日、国内外の人でごった返す東京の街。観光、ショッピング、食べ歩きなど、目的はそれぞれだが、多くの人で賑わうなか、改めて浮上しているのが「トイレが足りない・利用できない問題」だ。生理現象である用を足すところが近くにないのは一大事。東京都心で今、何が起きているのか。“トイレ難民”になったことがある人たちの声から、その実情を探った。
トイレの行列に耐えかねた中国人が「洗面台で…」
デザイナーの30代男性・Aさんは、トイレ争いの果てに目撃した驚きの光景を明かす。
「先日、秋葉原で見た光景が衝撃でした。歩いている時にトイレに行きたくなって、家電量販店のようなビルならトイレもいくつかあるだろうし、空きがあると思い、電気屋さんに駆け込みました。
すると、トイレはあるのですが、外国人観光客も増えていることから“トイレ競争”が熾烈なっているようで、どの階もことごとく満杯でした。動くと漏れそうなので、移動するよりも待っていようと思い、脂汗を流しながら並んでいたところ、行列に耐えかねた男性が、子供を洗面台の上に抱き上げるや小便をさせたんです。話している言葉から、中国人かなと思いますが……。
あまりの驚きで、一瞬尿意が止まるかと思いました。手を洗う時、その洗面台は避けてしまいましたが、僕が知らないところでそういうことが行われているかと思うと気分が悪かったです」(Aさん)
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