藤川新監督のグッズに注目が集まっている
◆「岡田はんのグッズは選手のより売れよった」
店内には90周年記念グッズをはじめ、今シーズンの新製品が複数並んでいた。「応援プリントフェイスタオル」(同1100円)もそのひとつで、30人の商品のなかで最も売れていたのが最下段に置かれた藤川監督のものだった。
他にも「応援ジャガードマフラータオル」(同1980円)、「応援プリントユニフォーム柄フェイスタオル」(同1200円)といった新製品では、いずれも藤川監督のものの売れ行きが好調だ。別の阪神ファンが言う。
「期待はありますよ。勝てば官軍負ければ賊軍。虎ファンははっきりしとる。就任1年目に日本一になった岡田はん(岡田彰布氏)のグッズは選手の誰よりも売れよったしね」
岡田前監督の場合、試合中に好物の“パインアメ”をなめる姿が話題になると、ショップでは岡田氏が発言した「アレ(=優勝)」に引っかけたコラボ商品を“パインアレ”として売り出すなど人気グッズが次々と生まれた。「そらそうや」といった岡田氏の発言にイラストを入れたグッズも登場。年間売上で近本光司、中野拓夢、大山悠輔、佐藤輝明に続き、他の選手を抑えて堂々5位に食い込んだ。
岡田氏の発言から派生した「ほないこか」「ええで!」「よっしゃ!」といった関西弁フェイスタオルも売れた。岡田氏の時のように藤川監督グッズが発売されて売れ行きも好調のようだが、「この時期は在阪スポーツ紙も阪神を応援するモード。これが開幕ダッシュに失敗して下位低迷が続くと6月にはストーブリーグが始まる」(在阪スポーツ紙デスク)という世界。
岡田阪神が1年目で日本一になったこともあって、阪神ファンのハードルも上がっていることは間違いない。藤川監督グッズの最終的な売れ行きは、阪神がどのような成績を残すかにかかっている。