また、出品者の送料負担がいくらになるかも、出品価格に影響します。同じ出品者の商品をまとめ買いすれば、出品者の送料負担が減ることで、送料分の値下げができるかもしれません。「まとめて購入するので、送料分お値引きできないか」というメッセージを気軽に送ってみましょう。
さらに、ネットフリマでは、出品者の手数料負担が各社で異なることも、価格に影響します。メルカリの10%に対し、Yahoo!フリマは5%、しかも購入者に対して様々なキャンペーンを行っていますし、楽天ラクマは楽天ポイントの優遇があったりします。Yahoo!オークションも負けてはならじと購入金額が70%オフになるクーポンを定期的に配っています。その結果、同じような商品がメルカリ以外だと安く購入できるなんていうことが起きます。時間がある人は、メルカリ以外の他のフリマサイトで安く購入できるか比較してみるといいですね。
最後に私の利用法を紹介します。
私はいずれ必要になるものを、アプリ上で商品名と買いたい値段で検索設定しています(例「ウエットスーツ14号、目立った傷はなし、5000円以下」)。
一日数回、フリマアプリを起動し、検索設定の結果を見て、出物がないかをチェックします。引っかかるものがあればすぐに購入します。
以前は価格交渉をすることもありましたが、お互い初めて同士の人間がテキストベースで会話することを手間に感じて、今のスタイルに落ち着きました。
安く買える中古の購入に過度に時間を使うのは、浮いた金額とそれにかかった時間から時給を計算すれば、コスパが悪いという発想です。
※斗比主閲子・著『ふつうの会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話』(幻冬舎)より一部抜粋・再構成
【著者プロフィール】
斗比主閲子(とぴしゅ・えつこ)/1976年生まれ、旧帝大卒、会社員、既婚、子どもあり。という設定のブロガー。