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ライフ

【不正転売根絶の切り札になるか】アイドルのコンサートで「マイナンバーカードを活用した本人確認」実証実験に参加してきた 「顔とQRコードで認証」「入場時にはカード不要」

マイナンバーカードを活用した本人確認が行われた『ひなフェス』会場にあった貼り紙

マイナンバーカードを活用した本人確認が行われた『ひなフェス』会場にあった貼り紙

 3月24日から運転免許証の機能を付与できるようになるなど、活用の場が増えているマイナンバーカード。その領域はエンタメ分野にも広がり、コンサート入場時の本人確認のためにマイナンバーカードを活用する実証実験が、3月29日、30日に行われた。

 2019年6月にチケット不正転売禁止法が施行され、コンサートやスポーツ興行などのイベントのチケットを興行主の同意を得ずに高額転売したり、転売を目的にチケットを入手することが禁止され、罰則も設けられた。しかし、現状ではネット上のチケット売買サイトやSNSを通じて、不正転売が行われている現実がある。これに対し、イベントの主催者側は、転売が難しい電子チケットを導入したり、顔写真を用いた本人確認を行っているが、それでもなお不正転売が根絶できていないのも事実だ。

 そこでデジタル庁は、マイナンバーカードのエンタメ領域での利用拡大と、不正転売防止を目的として、株式会社アップフロントグループの協力のもと、『モーニング娘。’25 小田さくらバースデーイベント ~さくらのしらべ 14~』(2025年3月21日)、『Hello! Project ひなフェス 2025』(2025年3月29、30日)において、マイナンバーカードを利用した本人確認の実証実験を実施。今回、ハロー!プロジェクトのファンでもあるマネーポストWEBの記者Aが、実際にマイナンバーカードを利用した本人確認を体験してきた。

次のページ:デジタル庁の「デジタル認証アプリ」を使って本人確認

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