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【EXPO2025】大阪・関西万博がいよいよ開幕!1970年大阪万博から大きく変わった未来像 「理想よりも現実的な課題の解決策を示す」と識者、『人間洗濯機』には55年のドラマ

『人間洗濯機』設計者に55年のドラマ

 前回の万博で『太陽の塔』内部に造られ、生命進化の過程を表現した『生命の樹』。下段は今回の万博でパソナグループが設置する『生命進化の樹』。橋爪氏は「太陽の塔へのオマージュでしょう」と解説する。

 他にも通信技術の分野では、前回は電気通信館で展示されたワイヤレステレホンが“夢の電話”“未来の電話”として注目され、今回は離れた場所の空間をリアルタイムで繋ぐ、空間伝送技術が披露される(NTTパビリオン)。

 この“繋がり”は展示物だけに留まらない。

 今回の『ミライ人間洗濯機』を展示する企業・サイエンス社の創業者は、小学生のころに会場で『人間洗濯機』(ウルトラソニックバス、サンヨー館)を見て刺激を受けたという。その設計を担当した技術者が『ミライ人間洗濯機』開発の技術顧問を務めた。55年を経た物語もあるのだ。

 今回の万博は明るい未来に繋がるだろうか。

取材・文/鈴木洋史

※週刊ポスト2025年4月18・25日号

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