ミニ株注文には「時間のクセ」がある
ミニ株は便利ですが、注文方法には注意点も。多くの証券会社では指値ができず、注文時間によって約定のタイミングが決まります。いくつかの証券会社の例を紹介します。
■SBI証券:
0:00~7:00 → 当日前場始値
7:00~10:30 → 当日後場始値
10:30~13:30 → 当日後場引け
13:30~24:00 → 翌営業日前場始値
■楽天証券:
16:00~翌7:59 → 翌営業日始値
※日中(9:00~14:20)は、一部銘柄でリアルタイム取引も可能
■マネックス証券:
17:30~翌11:30 → 当日後場始値
急変動が起きているときは、リアルタイムで取引できる楽天証券などをうまく活用すると安心です。
新NISA×ミニ株で高配当株を狙う
このミニ株投資は、新NISAの「成長投資枠」で高配当株に挑戦したい人にもおすすめ。急落時に高配当株を少しずつ拾っておけば、利回りが高い状態で仕込めます。単元株だと怖くて手が出せない場面でも、ミニ株なら10株、20株と買いためやすく、反転したときの達成感もひとしおです。
ミニ株は「売る」時も柔軟に対応できる
暴落時にすべて売るのは得策ではありません。ミニ株なら「とりあえず20株だけ売る」といった柔軟な対応ができ、気持ちを軽くできます。
注意点としては、通常は100株以上で購入した株は1株ずつ売れません。しかし楽天証券なら、単元株保有でも1株単位で売却が可能。売るときの戦略も立てやすいですね。
急落相場で大事なのは、焦らず、でも何もできずに終わらないこと。ミニ株を使えば、小さな金額で投資家マインドを満たしながら、将来のチャンスを狙う準備ができます。落ちるナイフを“少しだけ拾う”という選択肢を検討するのもいかがでしょうか。