【1】半分を平時に、もう半分は株価暴落時に買う
購入資金のうち平時での買いは半分程度にとどめておき、残りは株価暴落時のためにキャッシュとして保持しておきます。1 年間で投資に充当できる資金が100万円であれば、うち50万円が暴落買い用になります。キャッシュ比率を常に50%とするのではなく、平時買いと暴落買いが50%ずつになるように調整してください。
平時買いと暴落買いの内訳
前述の年間100万円を投資する場合には、1年で50万円、2年では50万円+50万円=100万円が暴落買い用となり、仮に株価暴落が発生しなければ暴落買い用のキャッシュがどんどん積み上がっていく仕組みになります。
ターゲットとするのは10年後に株価10倍が期待できる割安成長株です。売上と利益の持続的成長が見込める有望株を探しましょう。
また、株価暴落で買う目安をどのように判断するか迷う方もいると思います。日経平均株価の下落率で1日▲5%以上を暴落の目安と考えるとよいでしょう。
【株価暴落の目安】
・日経平均株価▲5%以上:通常の株価暴落(1~2年に1回以上)
・日経平均株価▲6%以上:ワースト20級の株価暴落(2~3年に1回程度)
・日経平均株価▲7%以上:ワースト10級の大株価暴落(5~6年に1回程度)
・日経平均株価▲10%以上:ワースト5級の特大株価暴落(10年に1回あるかどうか)
暴落は繰り返しやってくることもあり、株価が乱高下する難しい局面ですが、買いチャンスにもなります。暴落の大半は出来高をともなって、一斉に下落するセリングクライマックスという形になります。
このセリングクライマックスのあとが買いの目安です。また、暴落が1回で終わるか連続するかは、前回安値を割れるかどうかで判断します。