三日坊主に陥りやすい人の特徴
実現した自分をイメージすることから始める
「高すぎる目標」は2位の「完璧主義」の挫折を生む。知的家事プロデューサーの本間朝子さんが解説する。
「完璧主義の人は、たった1日や1回できなかっただけで失敗と考えてしまうので、そこで全部をやめてしまいがち。できない日があっても、また今日から始めようという切り替えが大切です」
これは3位の「計画の立て方が問題」につながると、目標実現の専門家・大平信孝さんは話す。
「新しい習慣を身につけるには、本当に必要なのかどうかを見極めること。『英語が話せたらかっこいい』『なんとなくやせたくなった』のような、“本気でやりたい”とは思えない表面的な理由だと当然、挫折する可能性が高くなります」
ダイエットなら「3か月後にこの服を着て同窓会に出る」などと具体的なゴールを決め、服を日々見える場所にかけ、実現した自分をイメージすることから始めるのがおすすめだ。
「ゴール2か月前には『ウエストにくびれができ』、1か月前には『2kgやせて体が軽くなっている』などとゴールに至るプロセスを逆算してイメージする。そして、それを実現するためには『ひと駅歩く』『夕食は炭水化物を控えて根菜を食べる』など、具体的な行動を1週間単位で設定する。ゴールは動かさず、1週間ごとに目標に近づくための具体的行動を調整しながら続けていくといいですね」(大平さん)
さらに、行動科学の専門家・永谷研一さんはこう秘訣をアドバイスする。
「『~しない』ではなく、『~する』行動計画を立てましょう。たとえば、『寝坊しない』より、『6時に目覚まし時計を2つかける』といった具合です。時間や回数などを明確にすることもポイントです」
続編記事《【三日坊主から抜け出す秘訣】「勉強は“ゆるいスタンス”で「節約は食費より固定費の見直し「ダイエットは複数のゴールを設定」…無理せず続けるために心がけるべきこと》では、10人の識者たちが、三日坊主で終わりやすいものをピックアップして、無理せず続けるための秘訣をアドバイスをする。
※女性セブン2025年5月8・15日号