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投資

【日本株週間見通し】投資家心理は徐々に改善 5月に入ると日銀会合とFOMCが待ち受ける

 世間はGW休暇入りしているなか、東京市場は3月期本決算企業の決算発表が本格化を迎える。先週は、富士通<6702>、ニデック<6594>が決算や株主還元策を材料に買われたほか、前期過去最大の赤字を計上した日産自<7201>が構造改革期待が高まり上昇。また、26年3月期見通しを示さなかったファナック<6954>も株主還元策を材料に買われたほか、今期予想を下方修正したキヤノン<7751>もアク抜け感が意識されて買われるなど、決算発表に対するポジティブな動きが散見された。

 ここまでの決算発表を見る限り、市場は好意的に捉えている様子。二転三転するトランプ大統領の言動に振らされる地合いは変わらないが、投資家のリスク回避の姿勢は大幅に後退しつつある。為替の円高推移も一服していることから、決算発表をきっかけとした「アク抜け感」「見直し買い」などに期待したい。

 今週から来週にかけて、国内では、30日に3月鉱工業生産(速報値)、小売業販売額、百貨店・スーパー販売額、2月景気動向指数(確報値)、3月住宅着工件数、5月1日に日銀政策金利、4月消費者態度指数、2日に3月雇用統計、9日に3月景気動向指数(速報値)などが予定されている。

 海外では、29日に独・5月GfK消費者信頼感調査、欧・ユーロ圏4月景況感指数、米・3月卸売在庫(速報値)、2月S&Pケースシラー住宅価格(20都市)、3月JOLTS求人件数、4月コンファレンスボード消費者信頼感指数、30日に豪・3月消費者物価指数、第1四半期消費者物価指数、中・4月製造業PMI、サービス業PMI、財新製造業PMI、独・4月雇用統計、第1四半期実質GDP(速報値)、欧・ユーロ圏第1四半期実質GDP(速報値)、米・4月ADP雇用者数、第1四半期実質GDP(速報値)、4月シカゴ購買部協会景気指数、3月中古住宅販売成約指数、個人所得、PCE価格指数、週次原油在庫。

 5月1日に米・週次新規失業保険申請件数、4月製造業PMI(確報値)、ISM製造業景気指数、2日に米・4月雇用統計、3月製造業新規受注、耐久財受注(確報値)、5日に米・4月サービス業PMI(確報値)、コンポジットPMI(確報値)、ISM非製造業景気指数、6日に中・4月財新コンポジットPMI、サービス業PMI、米・3月貿易収支、7日にNZ・第1四半期雇用統計、米・週次原油在庫、FRB政策金利、8日に英・英中銀政策金利、週次新規失業保険申請件数、3月卸売在庫(確報値)、9日に中・4月貿易収支などが予定されている。

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