暴落には備えが重要
暴落には備えが重要です。
私の場合は次のような暴落対策を行っています。
【1】小型割安株中心のポートフォリオを組んでおく
【2】一定程度のキャッシュポジションをキープし暴落時には買い向かうと決めておく
【3】暴落時の資金投入のシミュレーションを作っておく
【4】暴落に負けないメンタルを保つ金言を用意しておく
暴落は翻せば、最大のチャンス。
暴落時には信用取引組が追証を迫られて行う投げ売りや証券会社が行う強制決済の売り、AI等の自動売買でリスク管理をしているファンドの損失回避売り、ファンドの解約売りなど、売らざるを得ないパーティーによる売りが発生します。
またこれらによって生じる急激な下落を見て、多くの投資家が狼狽売りに走ることになります。
この時に市場を支配しているのは、理屈や理性ではなく恐怖と本能です。本質的価値も理論株価も何の意味も持ちません。
市場参加者の頭にあるのは「このままでは殺される。今すぐに逃げなくては」という恐怖だけです。
この状態が「効率的市場仮説」の前提条件の一つ「市場参加者は合理的に判断する」が崩れる時で、最も大きな「α」(*)が取れる時です。
【*α=「企業の本質的価値」と「株価」の差】
私はいかなる理由があろうと、暴落時の買い向かいを守ると決めています。ですから、その時々の暴落の原因を深く分析しません。