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投資
資産4億円超・京大卒ヘムさんの投資術

資産4億円投資家ヘム氏が解説する、暴落時の「計画的な」買い向かい戦術 大前提は「手元資金の確保」、基本的な考えは「日経平均PBR0.8を底にして10分割で投入」

億り人投資家ヘム氏は暴落時にどう対応しているのか(写真:イメージマート)

億り人投資家ヘム氏は暴落時にどう対応しているのか(写真:イメージマート)

 リーマン・ショックやコロナ・ショックなど、数年に一度ペースで訪れる「○○ショック」にどう準備しておくか――それは個人投資家の課題でもある。資産4億超の投資家兼会社経営者・ヘム氏は、「普通の投資家が暴落を乗り切るために必要なことは、1にも2にもキャッシュポジションの確保」と力説する。

 では、そのうえで暴落相場にどう立ち向かえばよいのか。ヘム氏の著書『「増配」株投資 年1,075万円もらう資産3.7億円の投資家が教える!』(KADOKAWA)より一部抜粋・再構成、ヘム氏が実践する暴落相場への「買い向かい」戦術について解説する。【暴落相場の対処術・全3回の第3回。第1回から読む

キャッシュポジションの確保が大前提

 キャッシュポジション(以下CP)とは、現金保有額のことで、私は、CPは自分の資産全体を見て、慎重に確保しておくべきと考えています。

 きちんと手元に資金があることが、暴落時に買い向かうための源泉となるからです。CPの割合は年齢、資産額、入金力等にもよるので一概には言えませんが、私は最低でも30%は確保することをおすすめしています。

 実際に元証券会社勤務の友人から聞いた話ですが、多くの顧客の中でリーマンショック時に買い向かえたのは潤沢な投資資金を現金でキープしていた2人だけだったそうです。

 私もCPは常に意識して確保しています。そして、過去の暴落から底値の見通しを立て、計画的に買い進む手法をシミュレーションしておくことで、暴落に立ち向かっています。

次のページ:暴落時の買い向かいシミュレーション

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