高値圏で「三川宵の明星」が現れた例(同書より)
三川宵の明星が現れたら売りのサイン
「三川宵の明星」とは酒田五法のひとつであり、上昇トレンドのときに発生するパターンだ。
まず大陽線、その右上に窓を開けて小さな陰線(あるいは十字線)、その次に大陰線が現れる。この3つのローソク足の組み合わせを三川宵の明星と呼ぶ。
この形状が現れると、それまでの上昇トレンドが終わり、下降トレンドに転換することが予想される。中央の小さなローソク足では売りと買いが拮抗しているが、次のローソク足で売りの圧力が強まって大陰線が発生し、相場の流れが変わったことが示唆されるのである。つまり、三川宵の明星が現れたら売りサインとなる。
株価が順調に上昇し、買われすぎかと考えたタイミングでこのサインが出れば、売りの判断材料にするとよいだろう。
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