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藤川里絵「さあ、投資を始めよう!」

《プロの知見を投資に活かす!》アクティブ投信の組み入れ銘柄を「真似っこ投資」するメリット 個人投資家の参考になる“優秀な投資信託”をどう選ぶか

アクティブ投信の組み入れ銘柄を参考にする投資術とは

アクティブ投信の組み入れ銘柄を参考にする投資術とは

 投資初心者にとって「どの銘柄を買えばいいかわからない」という悩みはつきものだが、そんな時の有力な選択肢の一つが、実績あるアクティブ投信の保有銘柄を参考にする“真似っこ投資”だ。プロの分析と分散ノウハウを手軽に取り込める。その賢い実践法とは。『世界一楽しい!会社四季報の読み方』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第141回は、「アクティブ投信の“真似っこ投資”」について。

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 投資初心者にとって、「どの銘柄を選べばよいのか」は大きな悩みの一つです。そんな時に頼れるのが、実績あるアクティブ投信を参考にする“真似っこ投資”。これは、プロが選んだ銘柄を自分の投資判断に取り入れるという、シンプルかつ実践的な手法です。

 近年は「インデックス投信一択」といった風潮が強まり、アクティブ投信は敬遠されがちです。実際、長期的には約8割のアクティブ投信がインデックスに勝てないというデータもあります。とはいえ、中には市場平均を安定して上回る実力派ファンドも確かに存在しており、注目に値します。

真似っこ投資の優れたポイント

 アクティブ投信の運用報告書やマンスリーレポートには、どの銘柄にどれくらい投資しているかが詳細に記載されています。これらの銘柄は、ファンドマネージャーが企業の将来性や財務健全性、経営戦略まで精査して選び抜いた“お墨付き”です。

 また、マンスリーレポートには銘柄の分析コメントや市場の見通しも記されており、個人投資家が単独ではアクセスしづらい情報にも触れることができます。これを参考にすれば、単なる値動きだけでなく、“なぜこの銘柄を選んだか”という背景も踏まえた判断が可能になります。

真似っこに向いたアクティブ投信の選び方

【1】長期成績で市場平均を上回っているか
 少なくとも5年以上の運用実績を確認。TOPIXやS&P500などのベンチマークと比べて優れていれば、銘柄選定の目は信頼に値します。

【2】組み入れ銘柄が明確で、更新頻度が高いか
 月次レポートで投資上位銘柄が公開されており、情報が定期的に更新されているファンドが理想です。

【3】投資方針が自分に合っているか
「グロース株中心」「高配当重視」など、方針が自分のリスク許容度やスタイルに合っているか。ファンドマネージャーのコメントにも注目しましょう。

次のページ:押さえるべき注意点とは

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