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土俵に埋まるカネ

大相撲懸賞金の中身が「3万円→1万円」になった“時代の変化” かつて曙が400万円の盗難被害に 「昔と違って今は、大きな額の現金は不用心なだけ」の声も

付け人たちが心配していること

 相撲協会の発表では、今場所の懸賞申し込みの総数は2916本。これまでは15日間に8748万円の現金を準備しないといけなかったが、今場所は2916万円で済む。

「協会担当者が懸賞袋に手作業で詰め、幕内の取組前と中入りの2回に分けて呼び出しが事務所で受け取る。屈強な元力士が場内警備をしているとはいえ、ルーティンが決まっており盗難事件が起きなかったのが不思議なぐらい」(前出・協会関係者)

 今場所の力士指定の懸賞は大の里が310本でトップ。100本超えの力士が7人もいるが、100本の懸賞ではこれまで受け取れる現金が300万円だったところ、3分の1の100万円となる。前出・元相撲担当記者が言う。

「関取は懸賞で手にした現金を世話になっている付け人や床山などに『骨折り』(小遣い)として手渡すのが慣例。取っ払いの現金があると、関取の気前もよくなるという魅力があったわけです。変更を受けて、付け人たちは国技館からの帰りに関取から小遣いがもらえなくなるのではと心配している」

 果たしてどのような影響が出るのか。角界のカネをめぐる事情は複雑だ。関連記事『《幕内力士の収入一覧を大公開》横綱・豊昇龍は「そんなに稼げていない」実態、年収は4600万円+α、「持ち給金」「懸賞金」で横綱を上回る平幕力士も存在する複雑怪奇な給料事情』では、全幕内力士の“給金”の一覧を全公開している。

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