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生前に名義変更できない預貯金口座、贈与を使って相続税を圧縮する方法 株や債券は“低い値”を選べる、成長見込める銘柄なら早めの贈与で節税効果アップ

生前の名義変更で使える制度

生前の名義変更で使える制度

 株式や債券などの有価証券も生前の名義変更を進めるメリットがある。

 特に株式の贈与は、「贈与した日の終値」「贈与した月の終値平均値」「贈与した前月の終値平均値」「贈与した前々月の終値平均値」の4つのなかから最も低い値を選べる。

「例えば今の株価が最も安いならば、その値で名義変更する。反対に今が上昇傾向で先月が安かったならば先月の平均値で名義変更すればいい。贈与額が110万円以下なら暦年贈与の非課税枠を活用できます。特に成長が見込める銘柄は早めに贈与すると節税効果が高まります」(同前)

 昨今のように株価が乱高下する時期は相場をじっくりと見極めて名義変更に臨みたい。

 有価証券の名義変更手続きは贈与を受ける人の口座を作成して証券を移管するだけ。最短1日で手続きが完了する場合もある。

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 関連記事《【相続の明暗を分ける「名義変更」のテクニック一覧表】自宅、銀行口座、証券口座、生命保険、自動車、墓…税金と手間を減らして取り分を増やす方法》では、生前に済ますべき「名義変更」を一覧表とともに紹介している。

※週刊ポスト2025年6月6・13日号

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