投資信託「TOBハンター」の組み入れ銘柄も参考に
とはいえ、「高配当」「割安」な銘柄を探せたとして、それが「TOBも狙える」銘柄かどうかは、どのように判断すればいいのか。
「TOBの可能性は大きく分けて、『親子上場解消』か、『アクティビスト(物言う株主)が入っている』かで考えていくことができます。親子上場解消が期待される銘柄をまとめていたり、アクティビストの投資先をまとめていたりするサイトはいくつもあるので、それを参考にしてもいい。
あるいは、TOBの可能性が高い銘柄で構成される投資信託『資本効率向上ファンド』(愛称:『TOBハンター』。運用:ファイブスター投信投資顧問)を参考にすることも考えられます。月次報告書などを見ると、どの銘柄がファンドに組み入れられているかがわかります」
なのなのさんが今、「TOBが期待される」として注目している具体的な銘柄については、関連記事『【億り人・なのなのさんが厳選!TOB期待の5銘柄】物流業界再編、ゲーム業界のアクティビスト登場などがカギに 総合商社傘下で「いつ親子上場解消があってもおかしくない会社」も』で詳しく解説していく。
【プロフィール】
なのなの/兼業投資家。大学時代から投資歴20年以上。当初6年間は赤字だったが、高配当株をメインとした2008年以降は16年連続で黒字。2021年に1億円達成し、現在の保有資産は1億9000万円超。著書に『月41万円の“不労所得”をもらう億リーマンが教える「爆配当」株投資』(KADOKAWA)。