消費者にできる自衛策はあるのか。
「普段口にしているものがどこで生産されたものなのか、日頃からパッケージを確認する習慣をつけるしかない。そのうえで、可能な限り加熱処理をして食べることを意識しましょう」(小倉氏)
もちろん中国産食品のすべてが危ないわけではなく、衛生管理を徹底している現地工場もある。前ページの表はあくまでリスクを知るための指標として参考にしてほしい。
口に入るものだからこそ、私たちは最大限の注意を払う必要があるのだ。
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※週刊ポスト2025年7月11日号