*13:35JST 米国株見通し:下げ渋りか、FRB利下げに根強い期待
(13時30分現在)
S&P500先物 6,281.25(+6.25)
ナスダック100先物 22,870.75(+27.75)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は43ドル高。米長期金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
2日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pはいずれも反発で過去最高値を更新、ダウは下げ幅縮小も10ドル安の44484ドルと5日ぶりに下げた。この日発表されたADP雇用統計は予想外のマイナスとなり、労働市場の縮小が嫌気された。ただ、緩和的な金融政策への期待感から長期金利の上昇は抑制され、テスラをはじめハイテク選好につながり相場を押し上げた。ベトナムとの貿易協定締結も好材料となり、指数に寄与した。
本日は下げ渋りか。明日のNY休場を前に、複数の重要経済指標が相場を左右しそうだ。雇用統計は予想通り非農業部門雇用者数の減少と失業率の上昇なら嫌気され、売り先行の見通し。前週分の新規失業保険申請件数も悪化が見込まれており、売り材料に。一方、ISM非製造業景況指数は前回11カ月ぶりに節目の50を割り込んだが、再び同水準を上回る内容に改善すれば極端な売りを抑制しよう。連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待は根強く、指数は下げづらい。
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