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中国人の旺盛な“購買意欲”は、日本の「高級不動産」にも向けられている。数億円もする物件をポンと一括で購入。そんな超富裕層の熱い視線が今、安倍晋三元首相の暮らしていた邸宅がある東京・渋谷の一等地に注がれているという。中国に詳しいライター・廣瀬大介氏がレポートする。【全文】
〈柳井正がお隣さんに〉
〈日本の前首相とご近所さんになるってどんな感じ?〉(日本語訳。以下同)
これは「小紅書(中国版インスタグラム)」で中国人富裕層向けに投稿された日本の物件広告の“謳い文句”である。
7月1日、国税庁が公表した2025年分の土地の路線価は、全国平均で前年比2.7%のプラス。東京が上昇率8.1%と最も高く、路線価の大幅上昇の一因として中国など海外マネーの流入が指摘されている。
これまで中国人富裕層には「海が見える・富士山が見える・高層階」といった条件を満たす湾岸エリアのタワーマンションが人気だった。それに加えてこの数年、新たな人気エリアが出てきている。中国系不動産会社のSNS広告に、東京・渋谷の超高級住宅街「松濤エリア」に関する情報が急増しているのだ。
