【2】市場環境の変化に対応できるか
ふたつめは、市場環境の変化への感応度です。
勝てる人は、経済ニュースや、それに準ずる情報を日常的にインプットしており、その影響を個別株に落とし込む習慣があります。たとえば、最近ならトランプ関税によって影響を受ける企業、受けない企業はどこかといった視点で、銘柄選びをします。
勝てない人は、そういった外部環境に無頓着である場合が多いです。
【3】マイルールに厳格か
最後は、マイルールに厳格かどうか。
勝てる人は、自分で決めたルールを厳格に守ります。とかく株式投資では、感情に揺らされて衝動的に売買してしまいがちだということを理解しているため、それを避けるために、事務的にルールに従って売買することを徹底しています。
勝てない人は、その場でルール変更したり、そもそもルールを決めてなかったりとルーズな傾向にあります。
株式投資においては、たまたま勝てることがあり、それが自分の実力だと勘違いしてしまうこともあります。しかし、そのたまたまは、何度も起こってくれるものではありません。
当たり前ではありますが、地道な努力が、勝ち続けられる投資家になるための唯一の道だと思います。
今回のまとめ
●株式投資で勝ち続けるための3ヶ条
【1】戦略を持ち、反省と改善を重ねる
【2】経済情報を読み取り投資に活かす
【3】感情に流されずルールを守る
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」を主宰。本稿の関連動画がYouTubeにて公開中。
個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さん